サツマイモの苗床作りが始まっています【大里硬質ハウス】

こんにちは

みしま焼酎 無垢の蔵 杜氏の坂元です。

1月は強い寒波が黒島にもやってきて、少しだけ積雪がありました。

この暖かくなる前の寒い時期に、毎年サツマイモの苗床作りをしています。

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ここ数年は大里運動広場にある硬質ハウスに苗床を作っています。

運動広場は眺めも良くて、青年会小屋や体育館、加工グループ小屋があったり、島民で定期的に手入れをする地区内の貴重な場所です。

最近はこの広場で運動をすることが日課になってきています。

さて、今回の記事ではサツマイモの苗床作りの様子を書いていきたいと思います。

サツマイモの苗床になる大里硬質ハウスの改修を急ぐ

大里運動広場の一角に硬質ハウスが設置されているのですが、写真の様に海のすぐそばに位置しています。

昨年2020年は非常に強い台風が三島村を襲ったため、硬質ハウスの屋根が飛んだりビニールが破れたりしています。

様々な被害が村内で発生したため各所の復旧に時間がかかり、ハウスはまだ改修待ちです。

しかしハウス内・外の片付けや土の耕うん、土の運び入れ、養分調整など地道に苗床としての復帰準備を進めてきました。

そして今年はバイオ苗(ウイルスフリー苗)を導入する予定で、これもハウス内に植え込む予定です。

もうすぐ苗がやってくるということなので、畝を立てて植え込みの準備を進めています。

天気や気温の変化が激しく、この日は雨が降ったり晴れたり、暑かったり寒かったりしましたが、臼木さんが半袖で頑張っています。

ハウスの真ん中にバイオ苗植え込み用の畝を立てています。

屋根に付いていた開閉窓が台風で飛んでしまったので、この下の土は雨水で養分が流れて塩類集積が和らいでいたのでここに畝をたててバイオ苗を植えこみます。

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↑こちらの記事で昨年の苗床事情について詳しく書いています。

2月になったら苗床に種芋を伏せ込む予定です【発酵熱で地温対策】

写真は2018年2月の伏せ込みの写真です。

2月といえば、まだまだ気温も低くて地温もなかなか上がってきません。

地温対策として、苗床の畝の下には刈り取った草(主に茅)と牛糞堆肥を踏み込んでおいて発酵熱を利用します。

この茅ですが黒島平和公園で刈り取ってきました。東屋で海を眺めながら休憩するのがオススメですよ。

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発酵熱だけでは、地温が上がりきらないのでさらに地表にビニールマルチをかけて、ビニールトンネルも張ってとにかく温めます。

また土壌の水分管理に気をつけながら種芋の萌芽を促します。

 

黒島の冬は天候が荒れやすいのか、雨が多いので露地苗床の準備が遅れ気味です。

また次の機会に露地苗床の様子を書きたいと思います。

今回はここまでです、最後までお読みいただきありがとうございました。

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