焼酎って「プリン体0」なの?焼酎のプリン体について調べてみた!

どうも!
40歳を過ぎて、お酒のプリン体が気になりだした須田です。

というわけで、今回は最近よく飲んでいる焼酎のプリン体について調べてみました。その内容をまとめてみたので、気になる方は参考にしていただければと思います。

焼酎は本当に「プリン体ゼロ」なの?

焼酎にプリン体は本当に入っていないようです。

焼酎は蒸留酒なので、製造過程で蒸留します。(蒸留というのは、アルコールとその他の物を分ける工程です。)

その過程で、プリン体も糖質も取り除かれて、結果的にプリン体も糖質もゼロになるみたいですね。

これを読めば丸わかり、焼酎について詳しくなろう!焼酎製造についてまとめ!

2019.02.04

焼酎と他のお酒のプリン体含有量

下記は、公益財団法人痛風・尿酸財団というところが発表している「アルコール飲料中のプリン体含有量」です。

  • 焼酎(25%):0.0mg
  • ウイスキー:0.1mg
  • ブランデー:0.4mg
  • ワイン:0.4mg
  • 日本酒:1.2mg
  • 紹興酒:11.6mg
  • ビール:3.3~6.9mg
  • 発泡酒:0.1~3.9mg
  • 地ビール:5.8~16.6mg
  • 低アルコールビール:2.8~13.0mg
  • ビールテイスト飲料:1.3mg

※アルコール飲料100ml中

メーカーや銘柄の違いなどで、プリン体の含有量は変わってくると思いますので、参考程度と考えても、「プリン体は摂取したくないけどお酒は飲みたい!」という場合は焼酎がよさそうです。

そもそもプリン体って体に悪いの?

プリン体は、「尿酸値をあげて痛風の原因になる!」というイメージが強いので悪者だと思っていたのですが、実は私たちの体にとってとても重要な物質でした。

ちょっと難しい話なのですが、プリン体はDNA構成している物質らしく、もしプリン体がなければ、

  1. 遺伝子が構成されない
  2. 細胞が作られない
  3. 生命が存在できない

ということになるみたいなので、生命維持のため?70~80%は体内で生成されているようです。

ただ、お酒や食べ物から過剰に摂取すること悪さをしだします。プリン体が原因の代表的な疾患の痛風の場合だと、

  1. プリン体が代謝された尿酸が血液中に多くなってくる
  2. 尿酸が排出出来ずに結晶化して関節に沈着する
  3. 痛風になる

という感じです。

焼酎はプリン体ゼロだからたくさん飲んでも大丈夫?

「焼酎はプリン体ゼロだからたくさん飲んでも、とりあえず痛風は大丈夫?」と思ったのですが、そうではありませんでした。

大丈夫ではない主な理由は、

  • お酒自体が尿酸値を上げる
  • アルコールは食欲が増す

この2つです。

お酒自体が尿酸値をあげる

お酒はそれ自体が尿酸値をあげて、排泄しにくくする作用があるようです。

焼酎がプリン体ゼロでも、お酒の作用で尿酸を作りやすく、排泄しづらくなってしまうので、尿酸値が上がりやすくなってしまいます。

やっぱり何事もほどほどが大事ですね。

アルコールは食欲が増す

お酒を飲むと食欲が増す人は多いのではないでしょうか?実はお酒より食べ物のほうがプリン体の含有量は多いです。

例えば、ビール100mlに対してプリン体が多いもので7㎎程度に対して、白米100gに対してプリン体は26mg程度、牛のもも肉のステーキだと100gで110mg程度、牛レバーだと100gで220mg程度という感じです。

お酒とプリン体が多い食べ物は相性がいいので、

  1. お酒を飲んで食欲が増す
  2. プリン体を多く含んだ食べ物を多く食べる
  3. お酒の作用で尿酸がたくさん作られて、尚且つ排出しにくくなる

という感じで負のスパイラルに突入してしまうわけですね。

まとめ

いかがだったでしょうか?

尿酸値が高くなると、痛風だけではなく様々な疾患の原因になるようなので気を付けたいものです。

プリン体の摂取量の上限は1日400㎎といわれているので、今まで意識していなかった人は、一度自分がどのくらいプリン体を摂取しているのか計算してみてはいかがでしょうか?

それでは良い飲酒ライフを!

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