焼酎蔵の設備のプロに聴く! 「離島の蔵」とおすすめ焼酎とは?!

焼酎プロジェクト

こんにちは。
みしま焼酎 無垢の蔵の従業員 末國です。

現在、「みしま焼酎 無垢の蔵」には、
ご協力企業様よりたくさんの方に黒島までお越しいただき、
一緒に「みしま村」の製造に取り組んでいます。

今回はご協力企業様の中でも、
焼酎蔵の設備関係を担当していただいています
大脇エンジニアリングの村山さんに、
インタビューを行いました。

プロジェクトに参加することになったきっかけや、
プロジェクト対する熱い思いを語っていただいております。

そして、離島ならではの問題、「電波がない」、「物資が届かない」
人口172人の小さな島 黒島に合わせた「小さい機材」に悪戦苦闘 などなど、
「離島の焼酎蔵」という特殊な仕事にどう挑んだのか
必見ですよ!

おまけにおすすめの焼酎など、
いろいろなお話をお伺いしています。

それでは、村山さんのインタビュー内容をご紹介します!

黒島で焼酎蔵の設備をつくることになったきっかけと、プロジェクトにかける思い

末國
プロジェクトに参加するきっかけはどのようなものだったのでしょうか?
村山さん
鹿児島の離島で焼酎を作るプロジェクトがあるとお声掛けいただいたのは、昨年のことでした。大脇エンジニアリングでは、焼酎やビール、清酒、ウイスキー、ワインなど、アルコール全般の工場のプランニング・設計・施工まで、幅広く仕事をしていますので、お声掛けいただいたのだと思っています。
末國
こういったプロジェクトですが、取り掛かることに戸惑いはありませんでしたか?
村山さん
まず、黒島ってどこなんだろう? から始まりましたし、普通でもたいへんな工場の立ち上げを離島で行うということで、かなり苦労はするだろうな、ということは予想していました。しかし、地域おこしに貢献できるところと、黒島という離島の特別な環境で設備を立ち上げることにチャレンジできるところを考えると、非常にやりがいのある仕事をしていると思っています。

焼酎蔵の設備を離島でつくりあげるにあたっての工夫とは?!


末國
工場を作るにあたって苦労したことは何ですか?
村山さん
鹿児島市から船で6時間ほどかかりますので、まず打合せをするのにも一苦労でしたね。事前調査で現場を確認して、計測し、写真を撮ることが通常なのですが、その回数も限られますし、関係者を連れていくにも遠方になるので調整に苦労しました。なにより厳しかったのが、工場の設備が出来上がるまで、電波がなかったことですね。電波の届く集落まで、何度も往復して、電話などで現地の様子を本土に伝えることになりました。
末國
工場を作り上げるにあたって工夫したことは何でしょうか?
村山さん
専門の設備系企業の方を呼ぶのも前々からの調整がいりますし、どこにでもある機材であっても本土から船で運ぶので、2~3日かかってしまいます。そのため、他の現場よりもさらに、時間をかけて物品やスケジュール、リスクのチェックを行いました。
また、離島という環境下でむやみに大きな機械を導入しても非効率的なので、機械はすべてミニチュア版を導入しています。特に、この工場に導入している芋蒸し機は、私たちは納入した芋蒸し機の中でも最小クラスです。
末國
こんな人が乗れるような大きさで、最小クラスなんですか?!
村山さん
そうですよ。今までは最小でもさつまいも750kg用だったんですが、ここで使用しているのは300kg用です。ここまで小さいのは初めてだったので、小さい機械を正確に作動させるためには、今までの経験にはなかったような調整を行う必要があり、その調整も苦労しましたね。
他にも、、焼酎造りに慣れていない島民の方も働くことがわかっていたので、機械の洗浄をする労力ができるだけ少なくすむような構造や、離島だと代替パーツが手に入りにくいので、故障しにくいパーツを選ぶなどの工夫も行っています。
末國
みしま焼酎 無垢の蔵は、大脇エンジニアリングさんの手によって、島仕様になっていたんですね。

アウトドア好きも太鼓判! 黒島のおすすめポイント

末國
工事期間中や機械の調整をしている間、村山さんは長期間黒島に滞在することになったかと思いますが、黒島の中でオススメのポイントはありますか?
村山さん
もともとアウトドアが趣味だったので、黒島に来てから休みが取れたときには、山登りに行っていましたね。中でもオススメなのが、カブリ岳山頂の景色です。

末國
すごい光景ですね。これ、村山さんのリュックですか?
村山さん
はい。一人での登山だったのですが、この景色のすごさをどうにか表現したくて、リュックを置いて撮影しました。登山道の入り口で車を降りてから、1時間半ほどで到着できますので、そんなに長い道のりではなかったのですが、山道ですので靴などの準備は必要ですよ。
あとは、焼酎蔵から見える海も最高ですね。周りに街の明かりがないので、仕事が終わった後に、空を見上げれば綺麗に星が見られます。そういえば、星を眺めていたら、野生のヤギと遭遇して驚きましたね。

焼酎蔵の設備づくりのプロからみたおすすめの焼酎とは?!

末國
今までにたくさんの蔵に関わってきた村山さんですから、もちろん、とっても焼酎に詳しいと思います。そんな村山さんからみて、どんな焼酎がおすすめでしょうか?
村山さん
もちろん、いろいろな蔵を作り上げることに関わってきたので、たくさんおすすめの焼酎はあります。大量生産よりもこじんまりした蔵でこだわって作られている焼酎の方に、価値を感じますね。実は私、「限定焼酎」とか「プレミア焼酎」みたいなものに弱くて、いろいろ買ってしまっています。44度の「ハナタレ」なんて言われた日には、即購入ですよ。
末國
ハナタレって? 限定とか、プレミアということは、貴重なものなのでしょうか?
村山さん
ハナタレ(初垂れ)は、焼酎の原酒の中でも、蒸留のはじめの方でとれる原酒です。蒸留のはじめの方の原酒だけということは、作られる焼酎全体と比べると、少量しか取れないので、とても貴重なものなんです。蒸留の初期段階なので、アルコール度数が非常に高く、香りもうま味も強いのが特徴です。
末國
そうなんですね! この蔵で取れるみしま村の「ハナタレ」も楽しみだなぁ。
黒島で新しく建てた蔵で、一番最初に取れる「ハナタレ」ということは、正真正銘、一番最初ですからね。
それでは、「みしま村」は村山さんにとってオススメの焼酎と言っていただけますでしょうか?
村山さん
もちろんですよ。いろいろな人の思いが詰まっている焼酎ですし、作っている方の気迫を感じます。みしま村を飲むと、島民の皆さんのエールが聞こえてきそうですよね。パッケージのみしま村のロゴも素敵だと思っています。
蔵の竣工式が終わった後に飲んだ、みしま村の味は忘れられません。舌のあたりが柔らかく、すっと入っていく焼酎ですね。ついつい飲みすぎてしまいそうですよ(笑)

 

大脇エンジニアリング 村山さん、インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
今日も大脇エンジニアリングさんのおかげで、焼酎蔵は順調に稼働しております!!

毎日働いている工場ですが、こんなにもたくさんの部分が島に合わせて工夫されているなんて、今までは全く知りませんでした。
島にあった焼酎蔵を作り上げるために、設備を作り上げた大脇エンジニアリングさんや、島の方が、たいへんな努力をされていたのですね。
みしま焼酎 無垢の蔵の従業員一同、作っていただいた焼酎蔵を大事に守っていきたいと思います。

12月に入っても、まだまだ焼酎の仕込みは続いていますので、ブログの方でも最新情報をアップできるようがんばっていきます!!
最後まで、ご覧いただきまして、ありがとうございました。