焼酎の生産者に聞いた甲類と乙類の違い!

焼酎について

どうも!
令和元年8月に、秋田県から三島村の黒島に移住してきた須田です。

当ブログ【みしま村焼酎プロジェクト】に参加させていただくことになって、ふと「焼酎の甲類と乙類の違いって何だろう?」と気になったので、

今回は、三島村の黒島にある焼酎蔵【無垢の蔵】の杜氏(酒蔵の最高製造責任者)に話を聞きに行ってきました。その情報をもとに焼酎の甲類と乙類の違いについて解説したいと思います。

焼酎甲類と焼酎乙類は何が違う?

焼酎の甲類と乙類の主な違いは、

  • 蒸留の方法

にあるようです。

もう少し詳しく解説します。

そもそも蒸留って何?

お酒の蒸留は、アルコールの度数をあげる工程のことを言うようです。

基本的には、水の沸点は100℃で、アルコール(エタノール)の沸点は78.3℃と言われています。なので、

  1. アルコールや水、原料の成分が入っている液体を100℃以下で加熱する
  2. 沸点が低いアルコールが蒸発する
  3. 蒸発したアルコールを冷やして液体に戻す
  4. アルコール度数が高い液体が抽出できる

という感じで、水とアルコールの沸点の違いを利用することで、純度の高いアルコールを集めることができます。

本当はもっと複雑に科学的なことが起きているようですが、簡単に言うとこのような流れになります。

焼酎甲類の原材料と蒸留方法

焼酎甲類の蒸留方法

甲類は「連続式蒸留」という方法で蒸留されています。

連続式蒸留というのは、一つの蒸留機の中で何度も蒸留を繰り返す仕組みになっているので、効率よくアルコールとアルコール以外のものを分けることができます。

なので、無色透明で癖が少ない味わいになります。

焼酎乙類の原材料と蒸留方法

焼酎乙類の蒸留方法

乙類は「単式蒸留」という方法で蒸留されています。

連続式蒸留は、一度の蒸留で蒸留機の中で何度も蒸留される仕組みになっているのに対して、単式蒸留は、一度の蒸留で蒸留されるのは1回です。

なので、単式蒸留は連続式蒸留と比べると、原料が持つ香りや風味が多く抽出されて、豊かな味わいになります。

焼酎の種類とそれぞれの特徴

焼酎の甲類と乙類の違いの説明だけだとわかりづらいかもしれませんので、おさらいも兼て焼酎の種類と特徴をご紹介します。

焼酎の種類は大きく、

  • 甲類焼酎
  • 乙類焼酎
  • 混和焼酎

の3つに分類されています。

それぞれをもう少し詳しくご紹介します。

甲類焼酎の特徴

甲類焼酎は、

  • 無色透明でクセのない味わい
  • 価格が安い

という特徴があります。

どうしてクセのない味わいになるのか?

上記でもご紹介しましたが、甲類焼酎の蒸留法の連続式蒸留はもろみ(焼酎のもと)から不純物が少ない高純度のアルコールを取り出すことができます。

なので、原料の風味などはほとんどなくなり、ピュアでクリアな味わいになります。

どうして価格が安いのか?

連続式蒸留は、単式蒸留と比べて手間が少なく、効率よくたくさんのアルコールを取り出すことができますので、大量生産することができて、その分値段も安くなります。

乙類焼酎の特徴

乙類焼酎は、

  • 原材料の風味や味が豊

という特徴があります。

どうして風味や味が豊かなのか?

これも繰り返しになりますが、乙類焼酎はアルコール以外の成分も多く抽出される、単式蒸留で蒸留するので、原材料特有の風味や味わいになります。

混和焼酎とは?

混和焼酎というのは、簡単に言うと甲類焼酎と乙類焼酎がブレンドされた焼酎です。

クセのない甲類焼酎に少しだけ乙類焼酎の風味や香りをプラスしたい場合や、逆に乙類焼酎の風味や香りを和らげたい場合にブレンドします。

また、単式蒸留焼酎の比率が5%以上50%未満の場合には「焼酎甲類乙類混和」、単式蒸留焼酎の比率が50%以上95%未満の場合には「焼酎乙類甲類混和」と表記されます。

鹿児島の離島で造っている乙類焼酎(本格焼酎)「焼酎みしま村」

冒頭でもちらっとご紹介しましたが、僕が移住してきた鹿児島県の離島の三島村黒島にある焼酎蔵【無垢の蔵】でも乙類焼酎(本格芋焼酎)の焼酎みしま村が造られています。

僕は東京の白金で4年くらいバーテンダーをしていた経験があるのですが、プライベートではほとんど焼酎は飲んでいませんでした。

ところが、焼酎みしま村を飲む機会があってそこから、

  1. 「とりあえず今日も焼酎みしま村でも飲むか」
  2. 「なんか今日もみしま村が飲みたいかも?」
  3. 「焼酎みしま村うまいな!」

という感じで、気付くと好んで自分から飲むようになっていました。

焼酎みしま村の個人的な味の感想は、バランスがよく風味が豊なのに切れがよくすっきりした後味という感じです。興味のある方は下記をどうぞ。

焼酎みしま村の紹介と購入について【鹿児島芋焼酎】

2019.01.21

焼酎の甲類・乙類は用途に合わせて楽しもう

焼酎の甲類と乙類の違いについて、ご紹介させていただきましたが、いかがだったでしょうか?

甲類は低価格で使いやすいですし、味にクセが少ないのでいろいろな飲み物で割ることもできますし、レモンなどの果汁を絞ることもできます。

また、乙類は原材料の風味が豊かなので、少しだけ水を加えたり、お湯割りにしたりして風味の変化を楽しんだり、ストレートでそのままの味を楽しむこともできます。

焼酎の味わい方を色々試して、オリジナルな飲み方を探してみるのもいいのではないでしょうか?