【焼酎の生産者に聞いた】焼酎水割りのおいしい作り方・飲み方を解説!

どうも!
鹿児島の離島(三島村の黒島)に移住してきて、相変わらず焼酎の消費量が増え続けている須田です。

今回は、黒島にある焼酎蔵の【無垢の蔵】で教えてもらったことを参考に、焼酎の水割りをおいしく飲む方法をご紹介しようと思います。

焼酎の水割りをおいしく飲むためのポイント5つ

「焼酎の水割りって焼酎に水入れればいんでしょ?」と考えてしまいがちですが、実は奥が深い飲み方なんですよね。

おいしい焼酎水割りのポイントは、

  • 焼酎の選び方
  • 焼酎と水の割合
  • 割る水の種類
  • 使う氷
  • 使うグラス

主にこの5つだと思います。

それでは、それぞれを詳しく解説していこうと思います。

水割りに合う焼酎は?

水割りに使う焼酎は、原料の味や風味を感じられる本格焼酎がおすすめです。

本格焼酎を水割りにすることで、焼酎本来の味や風味を感じつつ、アルコールの刺激がマイルドになって飲みやすくなります。

主な本格焼酎は、

  • 芋焼酎
  • 麦焼酎
  • 米焼酎
  • 泡盛
  • 蕎麦焼酎
  • 黒糖焼酎
  • 栗焼酎

などがあります。

ストレートやロックで飲んで苦手だと感じた焼酎も、水割りにしてみたら意外とおいしいと感じるかもしれませんので、色々試してみるのもいいかもしれませんよ。

おいしい水割りの焼酎と水の割合は?

一般的には、焼酎と水の割合は、

  • 「6(焼酎):4(水)」(通称:ロクヨン)

が黄金比率だと言われています。

実際にロクヨンの焼酎水割りを飲んでみると、焼酎の味や風味としっかりと感じられますし、ロックやストレート程刺激が強くないので、絶妙なバランスでおいしいです。

ただ、個人的にはロクヨンだと少しきつい感じがするので、

  • 「5(焼酎):5(水)」(通称:ゴーゴー)
  • 「4(焼酎):6(水)」(通称:ヨンロク)

の割合で飲むことが多いです。

また、氷を入れると溶けてどんどん薄くなってくるので、焼酎と水をあらかじめ冷やしておいて、比率が最後まで変わらないようにして飲んでいます。

この辺は好みだと思いますので、焼酎の種類・体調や気分などに合わせて調整してみてください。

おいしい焼酎水割りに使う水は?

まずは、軟水のミネラルウォーターを試してみることをおすすめします。

軟水は口当たりがやさしく癖が少ない水なので、焼酎の味を邪魔することなく、優しい口当たりにしてくれます。

実際に焼酎を製造する過程で使われる水も軟水の場合が多いようなので、焼酎との相性がいいということですね。(日本の水は地形的には軟水が多いらしいので、飲みなれていて好まれやすいというのもあるかもしれません。)

ただ、好みや合わせる料理などによって硬水のほうがいい場合もあるかもしれませんので、色々な水を試して味の違いを感じてみるのもいいと思います。

おいしい水割りに使う氷は?

焼酎水割りに使う氷は、コンビニやスーパーなどに売っている市販の氷がおすすめです。

市販の氷は割高ですし買いに行く手間がかかりますが、

  • 不純物が少なく溶けても焼酎の繊細な味を邪魔しない
  • 溶けにくいので水っぽくなりにくい

というメリットがあります。

反対に家庭の冷蔵庫で作った氷は手軽でいいのですが、不純物が多く焼酎の味を邪魔してしまいますし、市販の氷と比べて溶けるスピードが早いので、どんどん水っぽくなってしまいます。

市販の氷は透き通っていて見た目もいいですし、カラカラといい音がして、いつも晩酌の気分が変わるかもしれませんので、一度お試しあれ。

おいしい水割りに使うグラスは?

焼酎水割りに使うグラスは、薄口のグラスがおすすめです。

「グラスを変えても味は一緒でしょ?」と思いがちですが、グラスを変えるだけで味の感じ方が結構変わります。

薄口のグラスは、味や温度がダイレクトに伝わってきて、おいしく感じます。

おいしい焼酎水割りの作り方

おいしい焼酎水割りを作るための手順をご紹介します。

1.グラスに氷を入れる

まずはグラスに氷を入れます。

マドラーなどで、グラスのふちを這わせるようにクルクルを回してグラスの表面が曇るくらい冷やします。

2.焼酎を入れる

次に、お好みの焼酎をグラスに注ぎます。

常温だと氷が溶けやすくなって、焼酎と水の割合が変わってしまうので、焼酎もあらかじめ冷やしておくことをおすすめします。

また、焼酎を先に入れたほうが比重の関係で混ざりやすいので、水よりも焼酎を先に入れます。

3.水を入れる

次に水をゆっくりと注ぎます。

水もできるだけ冷やしておいたほうがすぐに水っぽくなってしまうのを防ぐことができます。

もっとおいしく作りたいなら「前割り」

前割焼酎というのは、あらかじめ焼酎を水で割ったものを冷蔵庫で寝かせた焼酎で、焼酎と水が良くなじみ飲み口や味がまろやかになります。

作り方は簡単で、好みの焼酎を好みの割合の水で割ったのもを瓶などに入れて、冷蔵庫に入れるだけです。

1日寝かせるだけでも違いを感じることができると思いますが、3日~1週間程度以上寝かせるのがおすすめです。

焼酎みしま村の黒島の湧き水割りがうまい!

冒頭でもちらっとご紹介しましたが、私が今住んでいる鹿児島県の三島村の黒島には【無垢の蔵】という焼酎蔵があって「焼酎みしま村」という本格芋焼酎を作っています。

黒島の水は焼酎の製造に向いていて、焼酎の味を邪魔しがちなミネラルや無機物が少ない軟水で、口当たりがとてもまろやかです。(焼酎みしま村の製造に使われているの水は100%黒島の水です。)

その焼酎みしま村をさらに黒島の湧き水で割った水割りは、かなり口当たりがマイルドでスイスイ飲んでしまうので、ついつい飲みすぎてしまいます。

もちろん、焼酎みしま村自体が口当たりがいい焼酎なので、普通のミネラルウォーターで割ってもおいしいです。(個人的な味の感想は、芋の風味はしっかりしているけど、飲み口がよく後味すっきりという感じです。)

焼酎みしま村の紹介と購入について【鹿児島芋焼酎】

2019.01.21

まとめ

いかがだったでしょうか?

たかが水割りされど水割りという感じで、突き詰めると結構奥が深いものです。

たまに、「今日は究極の焼酎水割りを作る!」という感じで試してみるのも楽しいかもしれませんよ。

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