10月の仕込みに向けて準備を進めています

こんにちは

みしま焼酎 無垢の蔵 杜氏の坂元です。

9月の約半分が過ぎ、ベニオトメの収穫時期が間近に迫ってきました。

10月からベニオトメの収穫と焼酎みしま村・メンドンの仕込みが始まります。

そこで今回は、仕込み前の蔵やベニオトメ畑の様子を書いていきたいと思います。

台風9号と10号による塩害【ベニオトメ畑】

今回の台風10号による塩害を一番受けた畑では、ベニオトメの葉が黒ずんでほどんど無くなっていました。

この畑は牧草を育てていた土地を焼酎粕を特殊肥料として散布して、石灰で土のpHを調整し畑にしたところです。

海方向からの風が強く台風の被害に遭いやすいことから、仕込み終盤のベニオトメ収穫量調整用に栽培していました。

マルチを張らずに栽培していて、土寄せや追肥、排水などに苦戦していましたが、台風9号と10号の塩害で収穫は厳しそうですね、残念です。

そして普段はあまり塩害を受けない畑でも10号通過後は塩害を受けていました。

畝に沿って葉が黒ずんでクシャクシャになっています、畝の中のベニオトメが肥大できるのかが心配です。

↑この写真(8/20撮影)と比較すると葉が塩害を受けているのが分かりやすいと思います。

頑張れベニオトメ!

仕込み前の準備【蔵】

製麴ドラム、1次甕、2次タンク、芋蒸し機、コンベア、芋洗い機、蒸留器、ポンプ、ホースなどの洗浄や試運転を行っています。

音や色、匂いを1つ1つ細かく見ていかないと、不具合があると修理までに時間がかかるので気を抜けないです。

それと同時に、オフシーズンで機器の操作に不慣れになっているので操作確認も兼ねています。

それと気をつけないといけないのが、ボイラーや発電機のメンテナンスや定期点検です。

蔵にエネルギーを送り出す動力源なので、特に念入りにチェックしています。

↑ボイラーのバーナーを取り外したところです。

 

また、三島村では観光目的の来島の自粛要請をしているので、蔵に来ての焼酎製造見学が難しい状況です。

なんとか製造の雰囲気や様子だけでも島外の人にお届けできる様に画策しているところです。

海に囲まれた離島での問題解決

三島村は離島の中では比較的本土に近い位置にありますが、問題が発生した場合の対応は時間がかかってしまうことが多いです。

10月からは蔵の焼酎製造が始まり、ガンガン設備を動かさなければいけません。

問題が発生して行き詰まることがない様に、9月のうちにできることを1つずつやっていきたいと思います。

今年の仕込みがスムーズに進む様に頑張ります。

 

今回はここまでです。

この焼酎みしま村ブログでは週1のペースで情報発信をしています。

またWebで焼酎みしま村・メンドンが購入できる公式オンラインショップもよろしくお願いします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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