こんにちは
みしま焼酎 無垢の蔵 杜氏の坂元です。
焼酎みしま村・メンドンの主原料サツマイモは「ベニオトメ」という品種を使用しています。
漢字で「紅乙女」と表記されるこの品種の芋は、いわゆる”紅系”のサツマイモの1つです。
「農林43号」という名前も持っており、皮色が赤紅色で乙女のように芋の形が良いことから「ベニオトメ」と命名されました。
焼酎みしま村・メンドンは、紅系の芋または、ベニオトメ特有の小豆の様な香りが特徴の1つです。
今回は、ベニオトメの香りついて書いていきたいと思います。
掘りたてのベニオトメの香り【鮮度を感じる土と芋の香り】
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黒島に焼酎蔵が建てられたことによって、掘りたてのベニオトメを蔵に運び込むことが可能になりました。
鮮度が良い状態のベニオトメはどの様な香りがするのでしょうか。
今回は私が個人的に栽培していたベニオトメを掘り起こして、掘りたてのベニオトメの香りを確かめてみました。
畑の土が付着したままのベニオトメは、やはり土の香りが第一に漂います。
そして、土の香りの後に芋の香りが続きます。
掘りたてのベニオトメは純粋な土と芋の香りがして”芋の鮮度”を感じます。
輪切りにして煮た時のベニオトメの香り【小豆の様な奥行きのある香り】

綺麗に土を洗い落としてから、ベニオトメを輪切りにしてみました。
ある程度、虫食いや変色している個所は切り落とします。
この時の香りは、まさに純粋な芋の香り。
ベニオトメは”ヤニ”が多いのが特徴で、輪切りにした瞬間、白い液体が断面からあふれ出てきます。
この液体は”ヤラピン”という樹脂で、便秘予防の効果があります。
煮ると小豆の様な香りが立つ

煮ることで香りが立つので、どのような香りがするのかを試すために、輪切りにしたベニオトメを沸騰させた水300mLの入った鍋で20分煮てみました。
そして、この実験を行う前に、実際に小豆を鍋で煮こんで香りを確かめておきました。

小豆を煮ると、とても濃い良い香りがします。
「小豆アイスの様な香りがするのかな」と想像していましたが、想像を超える”香りの奥行き”がありました。
ベニオトメを煮て数分して香りが立ってくると、小豆を煮た時と似た様なタイプの香りを感じました。
もちろん他の香りも感じるのですが、基本の香りは似ていると思います。
ベニオトメ由来の香りを焼酎みしま村・メンドンで感じてみよう

焼酎みしま村・メンドンはとても爽やかな香りがします。
人によって感じ方はそれぞれかもしれませんが、ハーブやミントの様な爽やかさがあり、まずその香りに意識が行くと思います。
グラスにストレートで注いで、口に含んでからの香りを意識すると、香りの土台となっている小豆の様な香りへの移ろいを楽しめます。
”芋焼酎は臭い”というイメージを持たれている方も、一度頭の中をリセットしてみては?
そして是非、焼酎みしま村・メンドンの香りを実体験してみてください。
焼酎みしま村・メンドンは、
こちらの焼酎プロジェクトオンラインショップで購入できます。
また、この焼酎みしま村ブログでは週に1度を目安に情報発信をしていますので、よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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