焼酎のプロとだいやめ会 三島村とおすすめ焼酎情報もあります!
日本の中では暖かい鹿児島の中の
さらに南の離島 黒島ですが、
ここ数日は寒い日が続いております。
そんな寒い日の夜には、やっぱり焼酎のお湯割りですよね。
本日は、無垢の蔵の技術支援のために黒島へお越しいただいている
濵田酒造の中野さん、樋之口さんにインタビューを行います。
ご宿泊中の黒島のゲストハウスへお邪魔して、
「だいやめ」をしつつ、お話を伺いました。
プロジェクトへの思いや苦労話、おすすめの焼酎情報なども含めて、
内容盛りだくさんでお送ります。
最後まで、ご覧いただけますと幸いです。
三島村 焼酎プロジェクトに参加したきっかけ
Table of Contents
まずは、三島村の焼酎プロジェクトに参加したきっかけを教えてください。
濵田酒造に向けて、三島村役場から技術支援の依頼をいただきました。私はビジネスサポート課の課長として、各地域の蔵での焼酎製造の支援する仕事をしています。そのため、今回も支援のという形で黒島に来ました。
私は通常、商品開発研究室の室長として、新商品の開発と、将来の商品開発や製造工程の効率化に向けた研究を行っています。今回、黒島に焼酎蔵が新設されて新しい「みしま村」を造るにあたり、分析と製造の技術支援を行うことになりました。
離島で焼酎造りをするにあたって苦労した点、工夫した点
離島ならではの苦労や工夫について、教えていただけませんでしょうか?
微生物の働きで醪の入っているタンク内の温度が高まり、一定の期間は高温が保たれるはずなのですが、タンクの温度が下がってしまうという問題がありました。物資もすぐには届かないので、緊急で、段ボールや毛布で保温するという手段に出ました。他にもいろいろ、ものがすぐには手に入らない離島だったので、今までにないような手段を取らないといけないことがありましたね。
そのときは、ふれあいセンター(片泊地区のコミュニティセンター)から毛布をもらって、急場をしのぎましたね。
そうですね。島の細かい部分はわかりきれていない状態で来ているので、島の人の協力が本当にありがたかったです。
鮮度の高い芋をすぐに蔵で仕込みに使用するために、仕込みと芋の収穫を計画的に連動させる必要がありました。常に芋掘りができるかどうか、天気予報とにらめっこでしたね。大里地区の畑を見に行ったこともありましたが、雨の合間をぬって急遽でも畑に向かい、ものすごいスピードで芋を収穫する皆さんのワザには感心しきりでしたね。
蔵の運営については、「島に合った方法」を意識しています。現在は、濵田酒造の技術支援が入っている中で作業をしていますが、ゆくゆくは島民の皆様だけで焼酎を造っていくことになります。船のことや芋畑のこと、島に合った方法を一緒に模索していっているところですね。
あと、蔵の中の話ではないですが、焼酎粕を肥料としてリサイクルするために、畑に撒くのが大変でしたよ。
風が強くて寒いし、焼酎粕と泥で汚れるし、土手に落ちかかった車を救出しなきゃいけないし、ある意味かなり思い出に残る作業でしたね(笑)
黒島のおすすめポイントは?
お二人とも、黒島に長期滞在することになりましたが、黒島のおすすめポイントを教えていただけませんか?
休日も黒島内で過ごさなければならないので、簡単な折り畳みの釣り竿を持ってきて、釣りにチャレンジしてみました。港から釣り糸を垂らしてみたのですが、想像していたよりたくさん釣れて驚きましたね。
お二人とも、もともと釣りは趣味だったんですか?
いえ、全くです。島に来たならやってみようかと思って。折り畳みの簡単な釣り竿で、初心者でも割と簡単に釣れるって、島ならではじゃないですかね?
うつぼとかカサゴかな? カラフルな魚もたくさん釣れて、そういう意味でもおもしろかったです。さばけないので、すべてリリースしましたけどね。
もったいない! それ以外のときに、島の魚は楽しめましたか?
はい。島の飲み方に参加したときに、島の方が釣ってきたシマアジやメジナなどをいただくことができました。めちゃくちゃおいしかったです!
そういえば、長期の宿泊ということで、お二人はゲストハウスに宿泊されていましたよね? ゲストハウス生活はいかがですか?
だいぶ慣れましたよ。快適ですね、新しくてきれいですし。
民宿もよかったのですが、こういう形も新鮮でいいですね。自由な楽しみ方ができていいと思います。
逆にここは困った! という点はありませんでしたか?
運よく船が欠航続きにはならなかったので、どうにか移動はできていますし、ゲストハウス生活も快適なので困っていないのですが、なにより家族に会えないのが、やはり寂しいですね。
そうですね。私もその部分だけは困りました。娘もまだ3歳ですので、家から離れがたいというのはありました。
では、やっとこれから家族とゆっくり過ごせますね。
(※インタビューは、12月中旬の仕込み終了直後に行いました。)
(※インタビューは、12月中旬の仕込み終了直後に行いました。)
いや、私は1月になったら奄美大島に行くので、あまりゆっくりしてもいられないんですけどね。
えっ、また島ですか? 中野さんって、かなり島にいることが多いんじゃないですか?
今年は黒島に2ケ月いましたし、奄美には3か月程度いる予定なので、1年の半分は離島で過ごすことになってしまいましたね。
もはや離島仕事のプロフェッショナルですね。奄美では3か月間、どんなお仕事をされるんですか?
以前から続けている仕事なのですが、黒糖焼酎製造の事業支援を行う予定です。
くせが強くなく飲みやすいので、芋焼酎ももちろんいいですが、黒糖焼酎もいいですよ。
くせが強くなく飲みやすいので、芋焼酎ももちろんいいですが、黒糖焼酎もいいですよ。
焼酎を作り上げるために、家族とも離れて、たいへんな生活をしているんですね。
だいやめしながら「だいやめ」をご紹介 おすすめ焼酎情報
濵田酒造に長年勤めているお二人がオススメする焼酎をぜひ、教えていただきたいのですが。
酒造に勤務している人には難しい質問ですね。もちろん、濵田酒造のお酒はなんでもオススメですよ! 離島勤務が多いので、離島のお酒は自信を持って皆さんにご紹介できますが……。あ、でも、樋之口さんは、思い入れのある焼酎があるんじゃないですか? 自分がつくったんだから。
そうですね。「だいやめ~DAIYAME~」の開発をしていて、最近発売することができたので、思い入れはひときわ強いですね。
樋之口さんが開発したんですか?! どんなお酒なんですか?
香熟芋と呼んでいるんですが、濵田独自の技術で、アロマリッチな香気を引きだす成分を増幅させたさつま芋を使っています。そのため、特徴的な香り成分モノテルペンアルコールが豊富になっているんですよ。モノテルペンアルコールはフルーティーな香りのもとになっていて、ライチに似たとてもよい香りがするんです。
焼酎からライチの香りが?! ライチのカクテルっておいしいですし、女子に人気が出そうですね。
はい。実は、ソーダ割りでカクテルのようにして飲むのがおすすめなんです。
このお酒の名前も気になりますね。「だいやめ」って、どういう意味なんですか?
「だいやめ」は、晩酌みたいな意味があります。だれ(疲れ)をやめる(取る)という意味ですよ。ちょっと晩酌というのを「だいやめ」と呼んで、しっかりお酒を飲む飲み会のことを「飲み方」と鹿児島弁でいうんです。
癒される効果もある、よい香りがしますので、「だいやめ」を飲んで、日々のだれ(疲れ)を取ってほしいと思います。
三島村 焼酎プロジェクトへの思い
それでは最後に、このプロジェクトへの思いを語っていただけませんでしょうか?
今年は、黒島の皆さんも濵田酒造側も、お互いが学ぶ1年だったと思います。来年からは蔵全体が、指示されたことを行う「作業」をするレベルから、自分の考えも含めて行動する「仕事」をするレベルへ成長できるよう、指導する側もレベルアップを目指していきたいと思います。来年以降が正念場だと思いますので、杜氏としてスタートを切った坂元さんにはさらなる活躍を期待しています。
これからは、本土でも知っていってもらえるようアピールしていくことも今後の課題になっていくかと思います。そうすれば、おのずと島の活性化に繋がりますからね。ぜひ、みしま村には全国区の焼酎になってほしいと思います!
これからは、本土でも知っていってもらえるようアピールしていくことも今後の課題になっていくかと思います。そうすれば、おのずと島の活性化に繋がりますからね。ぜひ、みしま村には全国区の焼酎になってほしいと思います!
私は指導する側として今回は黒島に入らせていただきましたが、島民の皆さんや役場の皆さんは、焼酎造りが初めてのことということで慣れない面もあり、非常にたいへんな仕事を乗り切ってくださったと思っています。発売は5月頃になるかと思いますので、仕込みは終了しましたが気を抜かずに、計画的にものごとを進めて、黒島からおいしい焼酎を届けてほしいと思います。
分析の結果は良好なので、焼酎の出来については、たいへん期待しています。
分析の結果は良好なので、焼酎の出来については、たいへん期待しています。
中野さん、樋之口さんには、約2ケ月という期間を黒島で過ごし、
黒島島民とともに焼酎造りを行っていただきました。
今は技術支援をしていただいている形ですが、
これからどんどん焼酎蔵の従業員が成長していって、
独り立ちをしないといけないですね。
お二人とも、今後はご家族も一緒に、ぜひ旅行でお越しください!
インタビューにご協力いただき、ありがとうございました。
だいやめが飲み方にならないうちに、今日はここまで。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
令和元年5月1日、新・みしま村が発売されます‼
みしま村を購入できる酒屋さんの情報(電話番号等)については、
こちらの記事をご覧ください。
みしま村を購入できる酒屋さんの情報(電話番号等)については、
こちらの記事をご覧ください。
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