こんにちは‼
焼酎蔵従業員(地域おこし協力隊)の末國です。
健康のために低糖質の食事を心がけている方も多いと言われる最近ですが、焼酎と糖質の関係をご存知でしょうか?
焼酎と糖質の関係について、実は焼酎の作り方を知れば、自ずと理解することができるんです。
製造場の様子を交えながら説明していきますので、ぜひご覧ください。
焼酎に含まれる糖質はゼロ!
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写真協力:公益社団法人 鹿児島県観光連盟
結論から申し上げますと、焼酎に糖質に含まれる糖質はゼロです。
しかし、かなり甘い香りのする焼酎もあることから、糖質が全く含まれないというのは、ちょっと変だと思われるかもしれません。
どうして焼酎に含まれる糖質はゼロなのか⁉
これから焼酎の作り方を通じて、糖質ゼロの理由を説明していきます。
どうして焼酎は糖質ゼロなの?

上の写真は、麹と仕込み水、蒸したサツマイモが入った醪(もろみ)です。
みしま焼酎無垢の蔵の製造場で撮影しました。
全体的にサツマイモの黄色をしていて、赤い粒はサツマイモの皮の部分です。
この醪を蒸留したものが焼酎となるのですが、この醪(もろみ)の段階では糖質は含まれたままの状態です。
糖質はアルコールを作ってくれる微生物(酵母)の栄養になるので、裏を返せば醪に糖質が含まれていなければ酵母にアルコールを作ってもらうことができないのです。

先ほどの醪をこちらの蒸留機で蒸留します。
タンクの窓から黄色いものが見えますが、こちらが醪です。

焼酎造りにおける蒸留とは、醪の温度を上げて、出てきた蒸気(アルコールなど)を冷やして液体に戻し、回収することを指します。
アルコールは水よりも低い温度で沸騰して蒸気になるので、醪を温めていくと先にアルコールは蒸気として出てきます。
この沸騰する温度の違いを利用して、先に蒸気として出てくるアルコールを冷やして回収するのです。
上の写真の矢印で示したところに、回収されたアルコールが入っています。
醪の色とは打って変わって、ほぼ無色透明なのがわかりますね。
蒸留が終わったこの段階で、糖質がゼロの状態になります。

上の写真が、蒸留直後の焼酎をグラスに注いで撮影したものです。
醪の状態では糖質が入っていたのに、蒸留が終わった時には糖質がゼロになった理由……
それは実はとても単純で、糖質が熱をかけても蒸発しないからです。
アルコールなどと一緒に蒸発してこなければ、冷やして回収されることはないので、結果として焼酎には糖質は含まれないことになります。
後から糖質を取り除くなどの作業は一切なく、何かを後から添加しない限り、焼酎はその作り方から必ず糖質はゼロとなるのです。
糖質制限ダイエット中に避けるべきお酒は?

焼酎には糖質が含まれず、糖質制限に向いているお酒だということはご理解いただけたかと思いますが、それとは反対に糖質制限中に避けるべきお酒は何なのでしょうか?
糖質制限中に飲むべきでないお酒は、日本酒やビール、ワインなどの醸造酒全般です。
先ほど焼酎の製造方法を用いて糖質がゼロになる理由を説明してきましたが、蒸留の過程で糖質はゼロとなりました。
そのため、蒸留工程をふまない醸造酒では、お酒の中も醪に含まれる糖質が含まれることとなります。
また、ウイスキーやブランデーなどの焼酎以外の蒸留酒も糖質はゼロなので、糖質制限中には向いていると言えます。
「糖質制限中だから、一杯目のビールの代わりにハイボール(ウイスキーの炭酸割)で」
という人も近年は見かけるようになりましたね。
もしご飯やパン、麺類を控えた低糖質の食事をされているのであれば、お酒も低糖質を目指してみることをオススメします。
甲類も乙類も、焼酎ならどちらも糖質ゼロ?

焼酎には甲類焼酎と呼ばれるものと、乙類焼酎と呼ばれるものの2種類がありますが、どちらも含まれる糖質はゼロです。
甲類焼酎と乙類焼酎は蒸留方法の違いによって分けられており、どちらも蒸留をしていることに変わりはありません。
そのため、味わいはかなり変わりますが、甲類と乙類のどちらの焼酎も糖質は含まれていません。
「本格焼酎」と呼ばれるものには砂糖などの添加物は一切入っていませんが、焼酎と名の付くものの中でも添加物を含むものもあるので、その点については注意が必要です。
また、スッキリした味わいの甲類焼酎を飲む際は、糖質を含むジュースなどで割ってしまいがちなので、徹底して糖質をオフしたのなら飲み方にも注意が必要です。
焼酎の甲類と乙類の違いについては、こちらの記事で詳しく紹介しています。
興味のある方はぜひご覧ください。
焼酎のプリン体について

健康志向の人がよく飲んでいるビールには、「糖質ゼロ」や、「プリン体ゼロ」といった表示が見られますが、焼酎はもともと糖質ゼロな上に、プリン体もゼロなのです。
尿酸値が高くプリン体の摂取を制限している人の中には、ビールなどは避けて焼酎やウイスキーを飲むように心がけている人も多いのではないでしょうか?
それでは、尿酸値が気になっても、焼酎ならいくら飲んでも安心なのか⁉
……焼酎好きの私としても、本当に残念なのですが、安心というわけではありません。
アルコールの摂取自体が尿酸値の上昇につながってしまうので、もちろん焼酎の飲み過ぎも体に良いものではありません。
何事もほどほどに、ということなのですね💦
焼酎のカロリーについて

焼酎が糖質ゼロで、さらにプリン体ゼロということがわかりましたが、健康志向の人はカロリーも気になるところではないでしょうか。
もちろん焼酎にはアルコールが含まれているので、他のお酒と比べて焼酎のカロリーが高いということはありませんが、カロリーゼロではありません。
焼酎のカロリーについては他の記事で紹介していますので、気になる方はこちらもご覧ください。
糖質の摂り過ぎ防止にも、本格焼酎「みしま村」がおすすめ!

本格焼酎「みしま村」は、もちろん糖質ゼロです。
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本格焼酎の芋焼酎は糖質ゼロですが、原料であるサツマイモの香り成分は含まれているので、甘い香りをしっかり感じることができます。
カクテルのようにジュースで割ったり、チューハイのようにシロップを足したりすることなく甘みを感じられるのが、本格焼酎の良さです。
紅系のサツマイモを原料とした甘い香りのする本格焼酎のお湯割りは、甘いものが欲しくなる糖質制限中にもオススメですよ😊
また、焼き芋焼酎や長期熟成させた芋を原料とした焼酎なども、甘い香りが好きな方にはオススメです。
焼酎は糖質ゼロ! 糖質制限中にもオススメです

焼酎には糖質が含まれておらず、糖質制限中の方にも安心して飲んでいただけます👌
また、健康が気になる人なら摂取を制限したいプリン体もゼロです。
しかし、当然ながら焼酎はアルコールがしっかり含まれたお酒なので、飲み過ぎは不健康の元となります。
前にも紹介しました通り、どうしてもお酒の飲み過ぎはNGなのです💦
飲みすぎ防止には飲みごたえのしっかりした本格焼酎がオススメ‼
ぜひ満足度の高い本格焼酎を探してみてください。
焼酎好きなあなたに...
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