無垢の蔵の焼酎は、なぜ配達に時間がかかる?【ネタバレ:黒島発送】

新年明けまして、おめでとうございます!

みしま焼酎 無垢の蔵の臼木です。

この記事を読んでいる皆様は、どのようなお正月を過ごされましたか?

私の方はといいますと・・・

 

三ヶ月ぶりに鹿児島の実家に帰ったら、世界一可愛いウサギの『こんちゃん』に、こんな顔でお出迎えされたりしたもんだから、なんだかずっとデレデレしてました。

それはもう、ゆっくりした贅沢な時間。

正月ボケで、焼酎とは全く関係のない事を書いてしまいました。

ごめんなさい。

 

さて、新年第一回目の記事は、お正月とも、実家のウサギとも全く関係の無いけど、とっても大事なお話です。

 

『三島村の焼酎、通販で欲しいけど、いつ届くのかわかりづらい!』

『ネット通販何回か利用したけど、届くまでに時間がかかりすぎだよね?』

『なんでこんなに時間がかかるの?』

 

なんていうお声をお客様から頂戴することもございまして、確かにその通りで心苦しいのですが、『これには事情がございまして、ちょっとだけ話を聞いて下さい。。。orz』っていうお話です。

そもそも、どこから通販できるの?っていうお話

さてさて。

まずは大前提として、『無垢の蔵の焼酎はどこから通販できるの?』っていうお話なんですが、2021年現在でBASEの公式オンラインショップが唯一の通販ルートです。

念のため、リンク置いておきますね。

 

みしま村 焼酎プロジェクト オンラインショップ

 

で、ネット通販というと『早ければ明日には届くし、遅くとも3日後には届くでしょ?』なんていうのが普通かもしれないんですが、我々の蔵だとこれが実現できないんです。

その理由はといいますと・・・

我々のこだわり:『島内生産』+『島内管理』+『黒島発送』で一元管理してます。

ここは、無垢の蔵の隅っこにある貯蔵かめスペース。

こうして記事を書いている今でも、我々が造った焼酎は熟成の時を進めています。

で、ここから数歩ほど、歩みを進めますと・・・

瓶詰めされた無垢の蔵の焼酎軍団が鎮座されてます。

(>_<) 『蔵人さーん。注文はまだですか??』と呟きながら、発送を待っている状態ですね。

 

要するにこれ、『一元管理』って事です。

『焼酎生産⇒熟成⇒在庫管理⇒発送』までの全て工程を、蔵の中、つまり黒島という離島で処理しています。

商売としての効率だけを考えれば、本土(例えば鹿児島市)の倉庫にまとめて保存するのもありかもしれませんが、それはやってません。

なぜかというと、それが我々の蔵のこだわりだから。

 

  • 蔵人である我々の目の届く場所で、責任を持って保管したい!
  • 焼酎の風味を損ないたくない!
  • 黒島発という物語性を大事にしたい!

 

このような想いがあるからこそ、我々は『発送の直前ギリギリまで、我々が全責任を持って黒島で保管する』という方式を採用しています。

そんなわけで、配達にちょっとだけ時間がかかる事をお許し下さい<(_ _)>

どうしようも無い理由①:フェリーの基本は、『週4便』でして・・・

で、ここからは、環境的要因のお話です。

『みしま焼酎 無垢の蔵』は、鹿児島県三島村の西の隅っこ、黒島にあります。

海の上にポツンとある国境の島でして、鹿児島本土との交通手段は、『定期船 フェリーみしま』だけ。

で、我々の命綱でもあるこのフェリーなんですが、原則で『週4回』しか行き来してません。

そんなわけで、この記事を読んでいる皆様の発注のタイミングによっては、『島から発送できるのは最短で二日後』なんて事になってしまいます。

こればっかりは、我々にはどうしようもないんです。。。

どうしようもない理由②:フェリーは、たびたび止まります・・・

これは、ある日の港。

穏やかな海にぷかぷかと浮かぶ、フェリーみしまの勇姿でございます。

平和なある日の、そんな海。

 

ですが、海は魔物でござまして、いつも穏やかとは限りません。

春・夏・秋・冬と、季節を問わずに海は荒れます。

そんなこんなで、場合によっては、『1~2週間はフェリーが島に来ない!』なんて事もありまして、そうなると発送も必然的にストップしてしまいます。

例えばこんな荒れた海の日、フェリーが入港する訳もなく・・・

ここは黒島、国境の離島。

フェリーの予定は自然次第。

予定は未定で、決定ではないのです。。。orz

まとめ|黒島発、鹿児島経由、皆様のお手元へ

そんなこんなで、『無垢の蔵の焼酎は、オンライン通販なのになぜ時間がかかるのか?問題について』でした。

ざっくりまとめると、こんな長旅を経ているからこそ、ちょっとだけ時間がかかってしまいます。

STEP 0:全ての基本は『黒島で管理』

この人は、うちの杜氏さん。

溢れんばかりの愛情と一緒に無垢の蔵の焼酎を詰め込んでます。

これが我々のこだわりです!

STEP 1: 黒島を、いざ出発!

行ってらっしゃい!

STEP 2: 大海原を、グイグイ北上する!

 

海を渡る焼酎。

ぶぉおおおんん!!!

STEP 3: 途中で、色々ある!

①黒島、バイバイ&グッドラック♪

②硫黄島に、寄りまして・・・

③竹島に、寄りまして・・・

見どころ満載の大航海です。

 

どんぶらこ。

どんぶらこ♪

STEP 4: 鹿児島に(ようやく)到着・・・

 

約6時間の航海を経て、鹿児島に到着!

念のため説明しておくと、奥にみえるでっかい山が桜島です。

そして、画像中央少し右の帽子&マスクのおじいさんが、今年81歳になる私の親父です。

で、ここから先は郵便局さんに頑張ってもらいまして・・・

STEP 5:紆余曲折を経て、皆様のお手元へ!

こうなります!

ちなみに上の写真は、2021年の1/1に、実家でヌクヌクしながらお刺身をつまみつつ、『無垢の蔵の焼酎づくし』を楽しんだ時の様子です。

それはもう、贅沢な一時でございました。

我々の焼酎は、届くまでに少し時間がかかります。

到着予定日は、確定された未来ではありません。

ですがこれは、『全てを黒島で一元管理』という我々のこだわりであり、それが無垢の蔵の焼酎の世界観でもあるんです。

 

そんなわけで、我々の焼酎をいつも通販でご購入頂いている皆様に、一つだけお願いがあります。

次回、あなたのお手元に我々の焼酎が届いた時は、封を切るのを少し待って、ちょっとだけその勇姿を眺めてくれませんか?

長い航海を経て、ようやく皆様の元にたどり着いた黒島の焼酎です。

『大航海、お疲れ様♪』と声を一言かけて頂ければ、我々としても嬉しくて、ちょっとだけ誇らしいなって思います。

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