焼酎みしま村と焼酎メンドンの原料芋としてベニオトメを使用しているその訳

地産地消焼酎

こんにちは、地域おこし協力隊の坂元です。

焼酎みしま村と焼酎メンドンは、原料芋にベニオトメという品種が使われています。

焼酎の原料芋として有名な品種はコガネセンガンですが、
三島村では焼酎みしま村と焼酎メンドンの原料芋としてベニオトメを栽培しています。

ベニオトメ

写真は昨年8月ごろの様子です。

関連記事
三島村のベニオトメ栽培について、老人会や農家の方々の協力を頂いて10年以上栽培しています。

今年も黒島・硫黄島では、老人会や農家の方々、地域おこし協力隊が中心となって、
ベニオトメ栽培が着実に進んでいます。

私もベニオトメの苗を育てたり、畑にトラクターで畝を立ててマルチを張ったり、
日々農業の勉強をしながらベニオトメ栽培を頑張っているところです。

さて、今回は、
焼酎みしま村と焼酎メンドンが、なぜベニオトメを原料芋として使用しているのか、
その理由を書いていきます。

ベニオトメへの愛着とこだわり

ベニオトメという品種は収量が多く、保存性も良く
さらに食べても美味しいということで、島の生活には欠かせないサツマイモです。

竹島・硫黄島・黒島の3島からなる三島村のどの島でもベニオトメ栽培は行われてきました。

島民の生活を支えてきたベニオトメは、現在も一部は焼酎用として、
焼酎にしなかったものは食用として盛んに栽培されています。

ベニオトメ収穫

島の生活に息づくベニオトメを使って焼酎を造るということは、
ベニオトメに対する島民の「愛着とこだわり」です。

ベニオトメは食用としても焼酎用としても優秀

サツマイモは、芋焼酎を製造するときに二次仕込みの原料として使用されます。

一口にサツマイモといっても数多くの品種があり、
それぞれの品種ごとに、その性質は多種多様です。

サツマイモといえば、焼き芋をすぐにイメージする人も多いのではないかと思います。

スーパーなどでよく目にする品種は食用として焼き芋などに用いられることが多く、
焼酎用として用いられることは少ない品種です。

ベニオトメも焼き芋にすると身がほくほくで甘くなり、
とても美味く食べることができます。

他にもサツマイモの用途は、
「デンプン原料用」や「食品加工用」など
品種の特徴ごとに大まかに分かれています。

ベニオトメ断面

これは私の家にあったベニオトメの写真です。
包丁で切ると断面は淡い黄色を帯びています。

ベニオトメは、その多種多様なサツマイモの品種の中でも、
甘味が強く形も良くて、さらに腐敗しにくく貯蔵しやすいという特徴をもつことから、
主に食用として用いられています。

それに対して、焼酎用として使用されている代表的な品種はコガネセンガンという品種で、
他にはシロサツマ・シロユタカ・ミナミユタカなどの品種があります。

焼酎の原料芋として求められる条件は主に、
・収穫直後の新鮮さ
・収穫時に適当な大きさと形が揃いやすいこと
・収量が多いこと
・病気や病害虫に強いこと
・芋に含まれるデンプンの割合が高いこと

などがあります。

私たちは、ベニオトメ栽培の質にこだわることで、これらの条件をクリアしています。
そして、ベニオトメは焼酎の原料芋にすると濃厚な香りを引き出すことができる品種です。

質の良いベニオトメを原料芋に選別することで、
焼酎みしま村と焼酎メンドンの上質な味と無垢の香りを造りだしています。

ベニオトメ栽培の課題と人材募集のお知らせ

これまで毎年2~3トンのベニオトメを焼酎の原料芋として栽培し、
それをいちき串木野市にある濵田酒造(株)の伝兵衛蔵酒造場に輸送し、
2~3キロリットルの焼酎を製造していました。

焼酎プロジェクトでは、数年をかけてベニオトメの収量を倍以上にし、
年間10キロリットルの焼酎を黒島の新設焼酎蔵で製造することを目標にしています。

そのために、取り組んでいる課題が主に3つあります。

・ベニオトメの耕作地を広げること
・島内でベニオトメの苗を安定して供給できるようにすること
・ベニオトメ栽培に取り組む人材確保

主に老人会と農家の方々、地域おこし協力隊が中心になって、
苗作りから収穫までベニオトメを栽培しています。

ベニオトメ植え付け

今より非常に多くのベニオトメを増産する計画なので、
耕作地を広げることや苗の安定した供給、人材の確保は、
焼酎蔵の安定した運営にも関わる重要な課題になってきます。

こちらおかげさまで応募多数いただき、締め切らせていただきました!

そこで現在黒島では、地域おこし協力隊を追加で一人募集しています。

地域おこし協力隊
地域おこし協力隊に興味はありませんか?

関連記事
焼酎プロジェクトとは?村営焼酎蔵でつくる芋焼酎みしま村で地域おこし