苗床の生育不良!焼酎プロジェクトのピンチ【サツマイモ栽培】

焼酎プロジェクト

こんにちは

みしま焼酎 無垢の蔵 杜氏の坂元です。

梅雨に入り、天気予報が雨か曇り続きですね。

焼酎プロジェクトでは、この時期にサツマイモの苗を育苗・採苗して植え付けをしています。

植え付けでは天気や気温の適切な日に行うことで活着率を上げて、収量アップを狙っています。

さて、今回はその植え付けるサツマイモの苗について書いていきます。

大里運動広場の硬質ハウス苗床の様子

写真に写っているハウスの中をサツマイモの苗床にしています。

鉢植えや肥料、運動広場で使う道具などの置き場になっていたのを少しずつ片付けたり土を入れたりして苗床にしたところです。

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苗床にして3年目の今年は少し様子がおかしいようです。

土の中に伏せ込んだ種芋が萌芽した後成長するはずが、成長具合がまばらになってしまっています。

それどころか、成長が止まってしまっている種芋もある様子。

2月に伏せ込んで、5月になってもこんな感じだったので何か異変が起こっています。

土壌診断の項目にもなっている、pHが少し低めだったこととEC(土中の肥料成分量)が高くなっていることから塩類集積が起きてしまっていることが分かりました。

つまり、土の表面に肥料成分が多すぎるために根っこを上手く張ることができずに水を吸収できていない状態でした。

ハウス栽培の注意点として、

・降水の影響を受けないので土中の肥料成分が水で流れていかないこと

・同じ作物を連続して栽培することが多いので肥料成分が偏りやすいこと

があります。

今年で3年連続サツマイモの苗床として使用していたので、塩類集積が起こってしまったのでしょう。

ハウスの採苗はいかに

5月に入って、採苗の時期になりハウスの採苗をしてみることにしました。

1回目の採苗は335本!

少ない!

 

1週間後の2回目の採苗は440本!

これまた少ない!

老人会の農園だけでも1500本くらいは植え付けます。

他の畑も合わせると1万本は植え付けをする予定ですので、ハウスで1000本も採れていないのは少ないですね・・・。

造成畑に作った苗床の様子

こちらの写真は、大里集落を南の方に進んだ所にある畑に作った苗床の様子です。

ここは少し前まで竹藪になっていたところを、切り開いて畑にした、通称「造成畑」です。

初めて造成畑に苗床を作ってみたのですが、こちらはちゃんと伸びてくれている様子。

少し集落から離れたところに位置していますので、カラスに種芋を襲撃されたりするハプニングも起きましたが、生い茂ってくると襲撃されなくなりました。

気候が温暖になるまではビニールを張っており、かんかん照りの日は裾を上げたり、強烈な寒波が来る時はビニールをもう一枚かぶせてみたりしてみました。

そして一見、緑が濃い濃いしているように見えるこの苗床、雑草を抜いてみると意外と伸びていなかったりします。

様子を見に来ては雑草を抜いていたのですが、それにしても雑草のパワーはすごいですね。

造成畑苗床の採苗はいかに

ハウスの採苗と同時にこちらも採苗します。

1回目の採苗は510本。

思っていたより雑草が多くて、そんなに採れませんでした。

1週間後の2回目の採苗は600本。

うーむ、カラスに襲撃されたりして種芋が減ったのが痛かったのか。

徐々に本数が増えてきた3回目の採苗

とりあえず採れた分の苗は植え付けを済ましたものの、植え付け待ちの畑がまだまだありますので、

採苗できるくらいまで苗床が伸びるまで待って、それぞれの苗床で3回目の採苗を行いました。

ハウス3回目の採苗は780本。

おお、徐々に本数が増えてきています。

 

そして造成畑苗床の3回目の採苗は980本。

増えてきています、それでも1000本は採れないですね。

老人会農園に植え付けました

3回目の採苗本数は老人会農園の植え付けにちょうど良いくらいでしたので、老人会の皆様と一緒に植え付けをしました。

5月も末になっていますので、日差しが強く、植え付けた後に「マクラ」と言ってマルチと葉っぱの間に土を挟んでいます。

マルチが高温になって植え付けた苗の葉っぱが焼けつけるのを防止する効果があります。

植え付け後、日照りが続いてしまうと根っこが定着しにくいので水を撒くことがありますが、次の日が雨予報だったので水は撒きませんでした。

ちなみに1回目の採苗後の植え付けのあとは日照りが続きそうだったので水を撒きました。

 

まだまだ植え付けていない畑が残っているので、採苗と植え付けは続きます。

植え付けが終わった島民の方の苗を分けて頂いたりしながら、現状を乗り切りたいです。

今年の経験を次に生かして、スムーズな育苗ができるように精進していきます。

今回はここまでです。

最後までお読みいただきありがとうございました。